【婚活の心理学】たった3秒で決まる第一印象の秘訣
皆さまは、人との出会いで第一印象がどれほど重要か、ご存知でしょうか?
プリンストン大学の研究によれば、人は最初の3秒で相手の印象の約80%を形成するといいます。特に婚活での出会いでは、この短い時間であなたの魅力が相手の心に刻まれるかどうかが決まってしまうのです。
今回は、心理学の研究から明らかになった、好印象を与えるためのポイントをご紹介します。
最初の3秒を制する者が、出会いを制する
第一印象は、一度形成されると変えるのが非常に困難です。研究では、印象を変えるためには最低でも6回以上の出会いが必要だとされています。つまり、最初の出会いで良い印象を残すことが、その後の関係づくりの成否を大きく左右するといえるでしょう。
では、魅力的な第一印象を与えるために、具体的に気をつけるべきポイントを見ていきましょう。
1. 入室時の姿勢で印象が変わる
部屋に入る瞬間の姿勢は、あなたの人となりを雄弁に物語ります。背筋を伸ばし過ぎず、かといって猫背にもならない、自然な姿勢を心がけましょう。肩の力を抜いてリラックスした様子を見せることで、相手も自然と心を開いてくれるはずです。
2. 目線で築く信頼関係
会話中の目線使いは、コミュニケーションの要となります。心理学研究では、会話時間の約60%程度、相手の目を見ることが最も好ましいとされています。
ただし、じっと見つめ続けるのは逆効果。会話の自然な流れの中で、時折視線を外すことで、心地よい距離感が生まれます。
3. 声のトーンで印象が変わる
緊張すると声が上ずりがちですが、少し低めの落ち着いた声で話し始めることをお勧めします。
- 落ち着きと大人の雰囲気を演出できる
- 安定感のある印象を与えられる
- 相手に聞き取りやすい声質になる
徐々に自然な声のトーンに移行していくことで、より自然な会話の流れが生まれていきます。
実践のためのワンポイントアドバイス
これらのポイントは、意識し始めると少し難しく感じるかもしれません。でも、鏡の前での練習や、友人との会話で少しずつ意識してみることで、自然と身についていきます。
大切なのは、テクニックを意識しすぎないこと。あくまでも自然体で、これらのポイントを取り入れていくことがポイントです。
次回予告:恋愛心理学シリーズ②
次回は、人間関係を深める上で重要な「返報性の原理」についてお話しします。お菓子を分け合ったり、傘を貸したりする小さな親切が、どのように関係性を育んでいくのか。社会心理学の第一人者であるロバート・チャルディーニ博士の研究をもとに、具体的な実践方法をご紹介していきます。
人は親切にされると自然とお返ししたくなる気持ちが芽生えます。この心理メカニズムを理解することで、より自然な関係づくりが可能になります。お楽しみに!