婚活の不安、実はみんな同じ:共感から生まれる安心感

こんにちは。婚活アドバイザーの西原です。

「私だけが婚活に悩んでいるのかしら…」
そんなふうに感じることはありませんか?実は、その悩みや不安は、多くの方が経験されている、ごく自然な気持ちなのかもしれません。今日は、私たちの「共通の不安」について、心理学の視点からお話ししていきたいと思います。

バーナム効果:誰もが持つ共通の心理

心理学には「バーナム効果」という興味深い現象があります。これは、一般的な性格や悩みの描写に、多くの人が「まさに私のこと!」と強く共感してしまう傾向のことです。

例えば「人の目が気になってしまう」「理想が高すぎるかも」といった悩み。実は、こうした感覚は決して特別なものではなく、多くの方が共有している思いなのです。ただ、私たちは不思議とこれを「私だけの問題」のように捉えがちです。

なぜ「私だけ」と感じてしまうのか

婚活中の方からよくお聞きする思い込みをご紹介します。

「周りの人は順調に進んでいるのに、私だけが…」
この感覚には、SNSの影響も少なからずあるようです。一般的に、人は良い出来事は積極的に発信し、悩みは表に出さない傾向にあります。そのため、周りの方が皆上手くいっているように見えてしまうのです。

「私の悩みは特別深刻」
確かに、一人ひとりの状況は違います。でも、婚活での不安や焦り、迷いは、年齢や環境に関係なく、誰もが経験する気持ちなのです。

共感がもたらす安心感

アドラー心理学では、「他者信頼」が幸せの重要な要素の一つとされています。自分の悩みを誰かと分かち合い、「私だけじゃないんだ」と気づくこと。これは、実は他者への信頼を深める大切な一歩となります。

完璧を求めすぎない勇気

ここで大切なのは、完璧を求めすぎないということです。「理想のお相手」「理想の自分」にこだわりすぎると、かえって自然な出会いから遠ざかってしまうかもしれません。

むしろ大切なのは、自分の不完全さも含めて受け入れること。そして、お相手にも同じような優しい気持ちで接することができること。それこそが、より深い絆を築いていく土台になるのです。

それぞれの「良さ」を見つける視点

誰にでも、その人ならではの魅力や価値があります。ただ、不安や焦りに気持ちを奪われていると、そんな個性が見えにくくなってしまうものです。

時には立ち止まって、自分の良さを見つめ直す時間を持つことも大切です。また、お相手の良さも、完璧さを求めるのではなく、その方らしい個性として受け止めてみてはいかがでしょうか。

一人で抱え込まないために

婚活の過程で、時に孤独を感じることもあるでしょう。でも、決して一人で抱え込む必要はありません。

私たちカウンセラーも、皆さまの気持ちに寄り添い、一緒に考えていく存在でありたいと思っています。どんな小さな不安や悩みでも、お気軽にご相談ください。