恋愛心理学から学ぶ:自信過剰が婚活に及ぼす意外な影響

こんにちは。婚活アドバイザーの西原です。

「自信を持つことは大切」とよく言われますよね。でも、実は自信過剰がかえって婚活の妨げになってしまうケースを、私はこれまでの経験で数多く見てきました。

今回は、適度な自信と謙虚さのバランスについて、心理学の知見を交えながらお話ししていきたいと思います。

イカロスの教訓:自信過剰がもたらすもの

組織心理学では「イカリス効果」という興味深い現象が知られています。これは、ギリシャ神話に登場するイカロスにちなんで名付けられました。イカロスは蝋で固めた翼で空を飛ぶことができましたが、自信過剰になって太陽に近づきすぎた結果、翼が溶けて墜落してしまいます。

この話には深い教訓が含まれています。実は、人は適度な不安や緊張感があるときの方が、より良いパフォーマンスを発揮できるのです。

婚活における自信過剰の落とし穴

「私は誰とでも上手くコミュニケーションが取れる」
「会話には自信があるから大丈夫」
「私には特に問題がないはず」

こうした思い込みが、しばしば思わぬ落とし穴となります。なぜでしょうか。

自信過剰な状態では、相手の微妙な反応や気持ちの変化を見落としがちです。また、「私なら大丈夫」という思い込みが、事前の準備不足につながることも。せっかくの出会いの機会を、十分に活かせない結果となってしまいます。

成功する方に共通する特徴

私がこれまでにサポートしてきた中で、実際に良いお相手と巡り合えた方々に共通する特徴があります。

それは、適度な緊張感を大切にしながら、謙虚な姿勢で相手と向き合う態度です。自分の良さを活かしつつも、常に相手の気持ちに寄り添おうとする。そんなバランスの取れた姿勢が、実は大きな魅力となっているのです。

より良い関係を築くために

では、どうすれば適度な自信と謙虚さのバランスを保てるのでしょうか。

まずは、毎回の出会いを大切な機会として捉えることから始めましょう。「この方との出会いから、新しい気づきが得られるかもしれない」という期待感を持って臨むことで、自然と謙虚な姿勢が生まれてきます。

また、相手の反応をしっかりと観察する習慣も大切です。会話の中で相手がどんな表情をされているか、どんな言葉を選ばれているか。そういった細かな変化に気づける余裕を持つことで、コミュニケーションの質は大きく変わってきます。

理想的な自己表現とは

自分の経験や価値観を控えめに表現することは、決して自分を否定することではありません。むしろ、謙虚に自己表現できることこそ、大きな強みとなります。

たとえば、「仕事ができる」という代わりに「周りの方々に支えられて、少しずつ成長させていただいています」という表現。「趣味が多い」という代わりに「色々なことに興味を持って、チャレンジしています」という言い方。このように、自分の良さを控えめに表現することで、かえって相手に好印象を与えることができるのです。

まとめ:適度な緊張感が導く成功

完璧な自分でいる必要はありません。むしろ、適度な緊張感や不安を感じることは、より良い出会いのためのチャンスなのです。

ぜひ、次の出会いでは「この方から学べることがあるかもしれない」という謙虚な気持ちで臨んでみてください。その姿勢こそが、実は最も魅力的な自己表現となるはずです。

より詳しいアドバイスが必要な方は、ぜひ一度カウンセリングにいらしてください。あなたの魅力を最大限に活かせる自己表現の方法を、一緒に考えていきましょう。