婚活でも意識してみましょう！「Iメッセージ」

こんにちは。結婚相談所ネクストライフサポート代表の西原です。

婚活は単なる出会い以上のもの、自分自身を深く知り、素直に表現する旅でもあります。この旅路で、私たちは数多くのコミュニケーションを交わします。時には小さな誤解が大きな障壁となることも。そんな時に役立つのが、「Iメッセージ」というコミュニケーションの技術です。

「Iメッセージ」とは、自分の感じていることや求めていることを、相手を傷つけることなく伝える方法です。婚活においてこの方法が重要なのは、相手を尊重しながら、自分の本心を正直に伝えられるから。このやり方で、互いに理解し合い、信頼を築くことができれば、長続きする素敵な関係へと進むことができます。

婚活でも大切な「Iメッセージ」

婚活においても、仕事においても、日常生活の中で「相手が何かをしてくれない、気づいてくれない、何かミスをした。」などといった場面に遭遇することがあると思います。

その際に相手に自分の気持ちを伝える場合に「（あなたは）なぜそんなことをしたの！」「（あなたは）いつもこうだ」と、主語を相手にしてしまうと、どうしても会話がネガティブになりがちです。この相手を主語にするメッセージの伝え方は、YOUメッセージと言われます。

いっぽう、Iメッセージとは、自分を主語にした伝え方で、相手にネガティブな気持ちを与えずに自分の気持ちを伝えることができます。

たとえば相手が遅刻してきたときにYOUメッセージでは「（あなたは）なんで遅刻してきたの！」「（あなたは）いつも遅刻ばかり。」「遅くなるなら（あなたは）遅刻するぐらい連絡してよ！」という言い方になってしまいます。

これではその後もネガティブな会話の内容や気持ちになったり、喧嘩に発展してしまいます。

Iメッセージは「私」を主語にして気持ちを相手に伝えます。遅刻してきた例であれば「（私は）何かあったかと心配してしまうから、遅れるなら連絡くれると助かるな。」という言い方になります。

YOUメッセージをIメッセージに変える

婚活に限らずに、他の事例もいくつかあげてみましょう。

YOUメッセージをIメッセージに変えるにはちょっとしたコツがあります。上の３つの例を見比べると分かると思いますが、YOUメッセージは「相手を変えよう」とするメッセージです。そのため、批判的な言い方になりがちです。一方、Ｉメッセージは「自分の気持ちを相手に伝えよう」とするメッセージです。

ですから思わずYOUメッセージで言いそうになったときは、ちょっと落ち着いて自分の気持ちを伝える言い方にすると変えやすいです。

仕事上の話ですが、私も何かを頼まれたときにより良いものにしようとして単純に「この目的は何をするためですか？」と聞いていたときもありますが、これは聞き手によっては攻撃的に感じていたかもしれません。これも、「より活用できるものにしたいので、この目的を教えていただけたら助かります。」というようにIメッセージで伝える方が相手の気持ちを考えると望ましいと言えます。

YOUメッセージは誤解を与えやすいことも

もし相手がデートに遅刻してきたとき、あなたがYOUメッセージで相手に伝えてしまっているとしても、気持ちは本当に心配しているのかもしれません。でもYOUメッセージを使ってしまうと相手はあなたのその気持ちを知ろうとする前に、自分が責められたという感情を持ってしまいがちです。素直に謝ることもあれば、言い訳をしたり反論することもあるでしょう。いずれにしてもそれ以降の会話や雰囲気がネガティブなものになってしまいます。

また、相手からYOUメッセージを投げかけられたとき、あなたはやはりイヤな気持ちになるかもしれません。でもそこは少し冷静に「この人はYOUメッセージで伝えてきたけれど、気持ちは私のことを心配しているからかもしれない。」と考えてみることも大切です。

この記事のまとめ

YOUメッセージとIメッセージとの違いについて書きましたが、いかがでしたでしょうか？Iメッセージにもデメリットはあり、ときとして伝え方が曖昧になることもあります。ですから仕事上ははっきりと伝えられるYOUメッセージの方がよい場面もありますが、「コミュニケーション」という側面でみると、Iメッセージを意識して会話を行う方が大切です。

この記事が少しでもあなたの婚活の成功のヒントになれば幸いです！