「運命の出会い」は偶然じゃない：シンクロニシティが導く素敵な縁

2025年3月1日 2025年1月19日西原和司

こんにちは。婚活アドバイザーの西原です。

「あの人とまた会った。なんだか不思議な偶然ね」
そんな経験をしたことはありませんか？実は、その「偶然」には深い意味があるかもしれません。今日は、心理学者のユングが提唱した「シンクロニシティ」という興味深い概念から、素敵な出会いについてお話ししていきたいと思います。

シンクロニシティ：偶然の中に潜む意味

シンクロニシティとは、一見無関係に見える出来事が、意味のある形でつながっている現象のことです。

たとえば、「気になる方と思いがけない場所で出会う」「共通の知人を通じて何度も名前を聞く」といった経験。これらは単なる偶然ではなく、私たちの意識が敏感に捉えている「意味のある巡り合わせ」かもしれないのです。

では、なぜある人は「運命的な出会い」を経験し、またある人はそうでないのでしょうか。

その違いの一つは、日常の小さな「シンクロニシティ」に気づく感性にあります。例えば、同じ電車に乗り合わせた方が、実は共通の趣味を持っていた。休日に訪れたカフェで、以前から気になっていた方と出会った。そんな「偶然」を「ただの偶然」として見過ごさない視点が大切なのです。

シンクロニシティをより意識的に活用するために、実践できることをご紹介します。

一つ目は、「日常の小さな偶然に敏感になる」こと。
何気ない日常の中で起こる coincidence（偶然の一致）に意識を向けてみましょう。それは、より大きな出会いへのアンテナを張ることにもつながります。

二つ目は、「共通点に注目する」こと。
新しい出会いの中で、相手との共通点を意識的に探してみる。その視点が、より深い絆を築くきっかけとなることがあります。

三つ目は、「感謝の気持ちを持つ」こと。
日々の出会いに感謝する姿勢は、より豊かな人間関係を育む土壌となります。些細な出会いも、大切な縁として受け止めてみましょう。

シンクロニシティは、私たちの意識と深く関連していると言われています。前向きな気持ちで過ごすことで、より多くの「意味のある偶然」に気づけるようになるのです。

たとえば、婚活パーティーで知り合った方と、後日思いがけない場所で再会する。そんな経験も、実は私たちの意識が敏感に捉えた「意味のある出会い」かもしれません。

ただし、ここで大切なのは、焦らないことです。意味のある出会いは、必ずしも劇的な形で訪れるとは限りません。

むしろ、日々の生活の中で、小さな偶然に気づく心を育てていく。そして、そこから生まれる縁を大切にしていく。そんな穏やかな姿勢が、より自然な出会いへとつながっていくのです。

私たちカウンセラーも、皆さまの素敵な出会いのお手伝いをさせていただきます。「何か意味があるのかも」と感じる偶然がありましたら、ぜひその気づきもお話しください。新しい可能性が開けるかもしれません。