交際中の「不安」にサヨナラ! 心が軽くなる「お守り言葉」とセルフケア

はじめに

お相手との関係が深まり、「真剣交際」という新しいステージに進むと、幸せな気持ちと同時に、これまでとは違う種類の「不安」が顔を出すことがありますよね。

「このままずっと、うまくいくのかな…」 「相手に嫌われたらどうしよう…」 「結婚に向けて、ちゃんと準備できるかな…」 「本当に、私は幸せになれるんだろうか…」

未来への期待が大きくなるほど、それを失うことへの恐れや、未知のことへの不安も、自然と大きくなってしまうものなのかもしれません。特に、真剣に相手と向き合い、自分の心を開いていく過程では、傷つくことへの怖さも感じやすいですよね。

そんな風に、交際中に心がザワザワしたり、急に不安に襲われたりすること。それは、決してあなただけではありません。大切な関係だからこそ、悩んだり、不安になったりするのは、ごく自然な心の反応なのです。

今回は、そんな時にあなたの心をそっと軽くしてくれる**「心の処方箋」**についてお話ししたいと思います。不安と上手に付き合い、穏やかな気持ちで関係性を育んでいくためのヒントです。

なぜ、交際中に不安になってしまうの?

幸せなはずなのに、なぜか不安になってしまう…。その背景には、どんな気持ちが隠れているのでしょうか。

  • 未来への不確実性: これからの人生を共に歩むかもしれない、という大きな変化を前にして、「本当に大丈夫かな?」「もしうまくいかなかったら?」と、未来の不確実性に対して不安を感じるのは自然なことです。
  • 失うことへの恐れ: 相手のことが大切になればなるほど、「この関係を失いたくない」という気持ちが強くなり、それがかえって不安を生み出すことがあります。
  • 自己肯定感の揺らぎ: ふとした相手の言動や、周りの状況によって、「やっぱり私じゃダメなのかも…」と、以前お話しした自己肯定感が揺らいでしまい、不安に繋がることがあります。
  • 過去の経験の影響: 以前の恋愛で傷ついた経験があると、無意識のうちに「また同じことになるのでは?」と、現在の関係に過去の影を重ねて不安を感じてしまうことも。
  • 「完璧」を求めすぎる心: 「理想の関係でなければ」「失敗は許されない」と、無意識のうちに関係性に完璧を求めすぎてしまい、小さなことが気になって不安になってしまう。

これらの不安は、多くの場合、**「まだ起きていない未来」や「自分の頭の中だけで作り出した心配事」**に心が囚われてしまっている状態とも言えます。その不安な気持ちに気づき、適切に対処していくことが大切です。

心が軽くなる「心の処方箋」

では、不安な気持ちに襲われた時、具体的にどうすれば心を落ち着け、穏やかな状態を取り戻せるのでしょうか? あなたのお守りになるかもしれない、「心の処方箋」をいくつかご紹介します。

処方箋①:不安を「見える化」してみる

モヤモヤとした不安は、正体が分からないからこそ、余計に心を支配します。まずは、何に対して不安を感じているのか、具体的に紙に書き出してみましょう。「〇〇と言われたらどうしよう」「〇〇がうまくいかなかったら…」のように。書き出すだけで、頭の中が整理され、漠然とした不安が具体的な「課題」に見えてくることがあります。そして、「それは、今本当に心配すべきことだろうか?」「最悪そうなったとしても、対処できないだろうか?」と、少し冷静に問いかけてみましょう。

処方箋②:「今、ここ」に意識を戻す練習

不安は、過去の後悔か、未来への心配から生まれることがほとんどです。不安な気持ちに気づいたら、意識的に**「今、ここ」**に注意を向ける練習をしてみましょう。

  • 深呼吸: ゆっくりと息を吸い、長く息を吐く。呼吸に意識を集中するだけで、心が落ち着いてきます。
  • 五感を意識する: 今、目に見えているもの、聞こえている音、感じている体の感覚(足の裏が地面についている感覚など)に、意識を向けてみましょう。「今」に集中することで、不安な思考から離れることができます。
  • 好きなことに没頭する: 読書でも、音楽を聴くことでも、料理でも、あなたが没頭できる好きなことに集中する時間を持つのも効果的です。

処方箋③:事実と「思い込み」を切り分ける

「彼からの連絡が遅い…きっと私に飽きたんだ…」これは、事実(連絡が遅い)に、あなたの不安な「思い込み(飽きたんだ)」がくっついてしまっている状態です。連絡が遅いのには、仕事が忙しいなど、他の理由があるかもしれませんよね。客観的な「事実」と、自分の「感情」や「解釈(思い込み)」を意識的に切り分けて考えるクセをつけましょう。ネガティブな思い込みに気づいたら、「本当にそうかな?」「他の可能性はないかな?」と、自分に問いかけてみてください。

処方箋④:あなただけの「お守り言葉」を持つ

不安になった時に、心を支えてくれる**「お守り言葉(アファメーション)」**を持っておくのもおすすめです。

  • 「私は大丈夫、きっと乗り越えられる」
  • 「どんな私でも、価値がある」
  • 「焦らなくていい、私のペースで進もう」
  • 「私は愛される価値がある」
  • 「このご縁を信じてみよう」 あなたにしっくりくる言葉を見つけて、不安になった時に心の中で(あるいは声に出して)唱えてみてください。言葉の力が、あなたを勇気づけてくれるはずです。

処方箋⑤:心と体は繋がっている!セルフケアを大切に

心の状態は、体の状態と密接に繋がっています。不安を感じやすい時は特に、自分自身を労わるセルフケアを意識しましょう。

  • 質の良い睡眠をとる
  • バランスの取れた食事を心がける
  • 軽い運動でリフレッシュする
  • ゆっくりお風呂に入る
  • 心地よい音楽を聴く、好きな香りを楽しむ 自分を大切に扱うことが、心の安定に繋がります。

処方箋⑥:信頼できる人に「話す」勇気

そして、やはり一番心強いのは、信頼できる人に話を聞いてもらうことです。一人で抱え込んでいると、不安はどんどん大きくなってしまいます。

  • パートナーに話せることなら: 不安な気持ちを、正直に、でも感情的にならずに伝えてみる。「最近、〇〇のことで少し不安に感じているんだけど…」のように、「私」を主語にして伝えてみましょう。相手に理解してもらえるだけで、心が軽くなることもあります。(ただし、相手に依存しすぎないように注意は必要です)
  • 友人や家族に: あなたのことをよく理解し、否定せずに話を聞いてくれる相手を選んで、気持ちを打ち明けてみましょう。
  • 専門家(カウンセラー)に: 私たちNextyのような結婚相談所のカウンセラーは、まさにこういう時のための存在です。 あなたの不安な気持ちを受け止め、客観的な視点を提供し、具体的な対処法を一緒に考えます。安心して頼ってくださいね。

おわりに

交際中に不安を感じるのは、あなたが真剣に相手と向き合い、未来を考えている証拠。それは、決して悪いことではありません。

大切なのは、その不安に飲み込まれてしまうのではなく、「あ、今、私不安だな」と気づき、今回ご紹介したような「心の処方箋」を使って、上手に自分の心をケアしてあげることです。

不安と上手に付き合えるようになると、あなたはもっと穏やかに、そして自信を持って、お相手との関係性を育んでいくことができるはずです。

焦らず、一歩ずつ。 あなたの心が、いつも温かい光で満たされていますように。