スワイプ疲れ、メッセージ疲れ… マッチングアプリ、もう限界かも?と感じているあなたへ

はじめに

前回までのブログでは、ご自身の心とじっくり向き合う時間を持っていただきました。「結婚したい」という気持ちを大切にし、自分の価値観や望む未来について少しずつ輪郭が見えてきた方もいらっしゃるかもしれませんね。

さて、今日から始まる第2章では、いよいよ具体的な「婚活の方法」について一緒に考えていきましょう。

「婚活」と聞いて、まず多くの方が思い浮かべるのが、スマートフォンで手軽に始められる「マッチングアプリ」ではないでしょうか?

「たくさんの人と出会えそう」「費用も比較的安いし、まずは試してみようかな」と、期待を持ってアプリを使い始めた経験がある方も多いと思います。

でも、しばらく使ってみて、どうでしょうか? 期待していたような出会いがありましたか? それとも…

  • 終わりが見えないスワイプに、なんだか心がすり減るような感覚。
  • たくさんの「いいね」やメッセージのやり取りに、追われるような疲労感。
  • やっと会ってみたら、プロフィールと印象が全然違ったり、会話が弾まなかったり…。
  • そもそも、真剣に結婚を考えている人に出会えている実感が持てない。

もし、あなたが今、そんな「アプリ疲れ」を感じ始めているとしたら…それは決して、あなたがおかしいわけでも、婚活に向いていないわけでもないんですよ。

「アプリ疲れ」を感じてしまう、その理由

手軽で便利なはずのマッチングアプリなのに、なぜ多くの人が「疲れた…」と感じてしまうのでしょうか。そこには、アプリならではの特性と、真剣にパートナーを探したいと願う気持ちとの間に生まれる、いくつかのギャップがあるのかもしれません。

  • 選択肢の多さが、逆に負担に?: 数えきれないほどのプロフィールの中から相手を探せるのはメリットですが、同時に「もっといい人がいるかも?」と常に探し続けてしまい、決断できなくなったり、一人ひとりと丁寧に向き合えなくなったりすることがあります。「選ぶ」という行為自体が、エネルギーを使うんですよね。
  • メッセージのやり取りの壁: 顔の見えない相手と、テキストだけで関係性を築いていくのは、想像以上に難しいもの。メッセージの頻度や内容に気を遣ったり、なかなか会話が盛り上がらなかったり、途中で連絡が途絶えてしまったり(ゴースティング)…そんな経験に、心が消耗してしまうことも少なくありません。
  • 「真剣度」のばらつき: アプリの利用目的は人それぞれです。結婚を真剣に考えている人もいれば、まずは恋人探し、あるいはもっと気軽な出会いを求めている人も混在しています。そのため、「結婚相手」を探しているあなたにとっては、温度差を感じたり、期待外れの出会いにがっかりしたりする場面が多くなってしまう可能性があります。  
  • 表面的な情報での判断: プロフィール写真や短い自己紹介文といった限られた情報で相手を判断し、また自分も判断されることに、違和感やプレッシャーを感じる方もいます。内面や相性といった、本当に大切な部分が見えにくい構造とも言えます。
  • 時間とエネルギーの消費: プロフィールを見て、スワイプして、マッチングして、メッセージを送り合って、デートの約束をして…実際に会うまでに、かなりの時間とエネルギーが必要です。そして、その先に必ずしも良い結果が待っているとは限らない現実に、疲弊してしまうのです。

もし、あなたがこれらの「アプリ疲れあるある」に深く頷いているとしたら、それはあなたが真剣に、そして誠実に、未来のパートナーを探そうとしている証拠なのだと思います。

「疲れた」は、方法を見直すサインかも

マッチングアプリが「悪い」わけではありません。アプリを通じて素敵な出会いを見つけ、幸せになっている方もたくさんいらっしゃいます。

でも、もしあなたが今、「疲れた」「もう限界かも」と感じているなら、それは**「今のあなたと、マッチングアプリというツールが、少し合わなくなってきているのかもしれないね」**という、あなたの心からのサインなのかもしれません。

無理にアプリを使い続ける必要はないんですよ。 大切なのは、あなたが**「心地よく、安心して、前向きな気持ちで」**活動できる方法を見つけることです。

「気づき」のヒント:アプリ以外の選択肢に目を向けてみる

「アプリ疲れ」を感じているあなたに、少しだけ視点を変えるヒントをお伝えします。

  1. 「婚活=アプリ」ではないことを知る: アプリ以外にも、婚活パーティーや、そして私たちのような結婚相談所など、出会いの方法は様々です。それぞれの方法にメリット・デメリットがあり、あなたに合うものがきっとあります。  
  2. 「効率」と「質」のバランスを考える: アプリは出会いの「数」を増やす効率は高いかもしれませんが、あなたが求める「質」(真剣度、相性など)とのバランスはどうでしょうか? 少し効率は落ちても、より質の高い出会いが期待できる方法にシフトすることを考えてみるのも一つです。
  3. 「安心感」を重視してみる: 身元が保証されていて、結婚への真剣度が高い人が集まる環境(例えば、結婚相談所など )を求めている自分に気づくかもしれません。プロフィール情報だけではない、信頼できる出会いを望んでいませんか?  
  4. 「サポート」の価値を考えてみる: 一人で試行錯誤するのに疲れてしまったなら、プロのサポートを受けながら活動を進める、という選択肢もあります。客観的なアドバイスや励ましが、あなたの活動をスムーズにしてくれるかもしれません。

おわりに

マッチングアプリで感じる「疲れ」は、あなたが婚活に対して真剣だからこそ生まれる感情です。どうか、そんな自分を責めずに、「私、頑張ってるんだな」「そろそろ、違う方法も考えてみようかな」と、優しく受け止めてあげてください。

アプリが合わないと感じることは、決して婚活の失敗ではありません。むしろ、自分にとってより良い方法を見つけるための、大切なステップなのです。

あなたが安心して、自分らしく輝ける婚活の道が、きっと見つかるはずです。