「私なんて…」が口癖になっていませんか? 自分に眠る「魅力」を再発見するヒント
はじめに
これまでの記事では、ご自身の結婚への想いと向き合ったり、様々な婚活方法について知ったりと、「婚活」というステージに立つための準備や情報収集について、一緒に考えてきましたね。
さて、ここからは少し視点を変えて、婚活をより前向きに、そしてあなたらしく進めていくための「あなた自身の心のあり方」や「自信」に焦点を当てていきたいと思います。
ところで、あなたは普段、自分のことを話す時、無意識に「私なんて…」という言葉を使ってしまうことはありませんか?
「私なんて、そんなに美人じゃないし…」 「私なんて、話も面白くないし…」 「私なんて、もう若くないし…」
謙遜のつもりだったり、あるいは本心からそう感じていたり…。特に、婚活という場面では、周りの素敵な人たちと比べてしまったり、過去の経験から自信をなくしてしまったりして、つい自分を過小評価してしまう瞬間があるかもしれません。
でも、その「私なんて…」という口癖、そろそろ卒業しませんか? あなたの中には、あなた自身がまだ気づいていないかもしれない、たくさんの素敵な「魅力」が眠っているはずなのですから。
なぜ「私なんて…」と思ってしまうの?
多くの魅力的な女性たちが、なぜ「私なんて…」と感じてしまうのでしょうか。そこには、いくつかの理由が考えられます。
- 過去の経験による刷り込み: 学生時代のちょっとしたからかいや、過去の恋愛での心ない一言、あるいは誰かと比較された経験などが、心のどこかに引っかかっているのかもしれません。「どうせ私なんか…」という思い込みが、無意識のうちに強化されてしまっている状態です。
- 完璧主義の傾向: 「もっとこうでなければ」「あれもこれもできて当たり前」と、自分に高い基準を設定しすぎていると、基準に満たない部分ばかりが気になってしまい、自分の良いところに目が向きにくくなります。
- 「減点方式」で自分を見てしまう: 自分の長所を数えるよりも、短所や「できていないこと」を数えてしまう。「あれがダメ」「これも足りない」と、自分自身を減点方式で評価してしまうクセがついているのかもしれません。
- 周りと比べてしまう習慣: SNSなどで目にする、キラキラした(ように見える)他人の姿と自分を比べて、「私には何もない…」と感じてしまう。でも、多くの場合、それは他人の一部分を切り取ったものに過ぎません。
- 「謙遜」が行き過ぎてしまう: 日本の文化では謙遜が美徳とされることもありますが、それが度を過ぎると、自分自身の価値を不当に低く見積もってしまうことに繋がります。
もし、あなたが「私なんて…」と感じてしまう背景に、これらの心当たりがあるとしても、それは決してあなたが劣っているからではありません。様々な経験や思考のクセが、そう感じさせているだけなのです。大切なのは、その思い込みに気づき、少しずつ考え方を変えていくことです。
「魅力」は、外見やスペックだけじゃない
婚活をしていると、どうしても年齢や年収、容姿といった「スペック」が気になってしまうかもしれません。でも、考えてみてください。あなたが友人や大切な人に対して「魅力的だな」と感じるのは、どんな時でしょうか?
きっと、その人の「優しい笑顔」だったり、「一生懸命な姿」だったり、「面白い話をしてくれるところ」だったり、「困った時にいつも話を聞いてくれる安心感」だったり…スペックだけでは測れない、その人ならではの「人となり」や「温かさ」に惹かれているのではないでしょうか。
そう、人の「魅力」とは、決して一つではなく、多面的で、内面から滲み出るものなのです。
- あなたの優しい笑顔
- 人の話を真剣に聞く姿勢
- 仕事や趣味に打ち込む真摯さ
- ちょっとした気遣いができるところ
- あなたが持つユニークな知識や経験
- 時折見せる、おっちょこちょいな一面(それも愛嬌です!)
これらはすべて、あなただけが持つ、かけがえのない「魅力」なのです。
「気づき」のヒント:あなたの魅力を再発見するワーク
「そうは言っても、自分の魅力なんて分からない…」と感じるあなたへ。無理に「自信を持とう!」と意気込む必要はありません。まずは、楽しみながら、あなたの中に眠る魅力を「再発見」する、簡単なワークを試してみませんか?
- 「私の好きなところ」リストアップ: どんな小さなことでも構いません。「〇〇を頑張っているところ」「実は〇〇に詳しいところ」「笑顔がいいねって言われたことがある」など、自分の「ちょっといいな」と思える部分を、思いつく限り書き出してみましょう。目標10個!
- 「ありがとう」を思い出してみる: 最近、誰かに「ありがとう」と言われたこと、感謝されたことを思い出してみてください。それは、あなたが誰かの役に立ったり、誰かを心地よくさせたりした証拠。あなたの素敵な行動や人柄が表れた瞬間です。
- 「夢中になれる時間」は何をしている時?: あなたが時間を忘れて夢中になれること、心から「楽しい!」と感じることは何ですか? 人は、好きなことに打ち込んでいる時、自然と輝きを放つものです。そこに、あなたの魅力の源泉があるかもしれません。
- 信頼できる人に聞いてみる(勇気を出して!): もし、あなたが心から信頼できる友人や家族がいるなら、「私の良いところって、どんなところだと思う?」と、少し勇気を出して聞いてみるのも良い方法です。自分では気づけなかった、客観的なあなたの魅力が見えてくるかもしれません。
おわりに
「私なんて…」という言葉は、あなた自身が、あなたにかけた「呪い」のようなものかもしれません。でも、その呪いは、あなた自身の力で解くことができます。
今日ご紹介したワークなどを通じて、あなたの中に確実に存在する「魅力」のカケラを、一つひとつ丁寧に拾い集めてみてください。
完璧である必要なんて、まったくないのです。 少し不器用でも、自信がなくても、一生懸命に生きているあなたは、それだけで十分に魅力的です。
自分自身の価値を認め、その魅力を大切にすることができた時、あなたの表情は自然と明るくなり、自信が内側から溢れ出してくるはず。そして、そんなあなたに惹かれる人が、きっと現れます。
まずは、あなた自身が、あなたの「一番のファン」になってあげることから、始めてみませんか?