ただの自己紹介じゃない! 出会いを引き寄せる「選ばれるプロフィール」の書き方

はじめに

これまでの記事で、ご自身の心と向き合い、マインドセットを整えることの大切さについて考えてきましたね。自分らしい魅力や、ポジティブな気持ちで婚活を楽しむヒント、少し見えてきたでしょうか?

さあ、ここからは、その整ってきたあなたの内面を、いよいよ外に向けて表現していくステップです。その最初の、そして非常に重要な関門となるのが**「プロフィール」**の作成です。

特に、結婚相談所(私たちNextyも加盟しているIBJネットワークなど)では、多くの場合、まずプロフィールを見てお相手への関心を持ち、お見合いを申し込むかどうかが決まります。つまり、プロフィールは、**未来のパートナー候補となるかもしれない方との最初の接点であり、あなたという素敵な存在を知ってもらうための、大切な「紹介状」**のようなものなのです。

「でも、何を書いたらいいか分からない…」 「自分のことを書くのって、なんだか恥ずかしいし、難しい…」 「どうすれば、たくさんの人の中から興味を持ってもらえるんだろう?」

そんな風に、プロフィール作成に苦手意識やプレッシャーを感じてしまう気持ち、本当によく分かります。自分のことを客観的に、しかも魅力的に伝えるというのは、簡単なことではありませんよね。

でも、大丈夫。いくつかのポイントを押さえるだけで、あなたの**「誠実さ」「魅力」**が伝わる、素敵なプロフィールを作成することができます。今回は、出会いを引き寄せる「選ばれるプロフィール」の書き方の秘密について、一緒に学んでいきましょう。

プロフィール作成で、つい陥りがちなこと(共感)

まず、プロフィール作成において、多くの方がついやってしまいがちなこと、そして感じやすい悩みについて、共感から始めてみたいと思います。

  • 「何を書けばいいか分からない」フリーズ状態: いざ書こうと思っても、どこから手をつけていいか分からず、真っ白な画面(あるいは紙)の前で固まってしまう。
  • 「当たり障りのないこと」ばかり書いてしまう: 無難なことだけを書いてしまい、結果的に印象に残らない、誰のプロフィールか分からないような内容になってしまう。
  • 「スペック」の羅列になってしまう: 年齢、職業、年収、趣味…といった事実情報だけを並べてしまい、あなたの人柄や温かみが伝わってこない。
  • 「謙遜」しすぎてしまう: 「私なんて…」という気持ちから、自分の長所やアピールポイントを控えめに書きすぎてしまい、魅力が半減してしまう。
  • 「自分語り」が強すぎてしまう: 自分の話ばかりになってしまい、相手への配慮や、「一緒にどんな関係を築きたいか」という視点が欠けてしまう。
  • ネガティブな表現を使ってしまう: 無意識のうちに、「〇〇な人は苦手です」「〇〇はしたくないです」といった、否定的な言葉を使ってしまい、近寄りがたい印象を与えてしまう。

これらの「あるある」、あなたにも少し心当たりがあるかもしれませんね。プロフィール作成は、自分自身と向き合う作業でもあるため、難しく感じてしまうのは当然なのです。

「選ばれるプロフィール」に込めるべき2つの要素

では、たくさんのプロフィールの中から「この人に会ってみたい」と思ってもらうためには、どんなことを意識すれば良いのでしょうか? 大切なのは、大きく分けて二つの要素を伝えることです。

  1. 誠実さ・信頼感 : 特に結婚を真剣に考えている相手を探す場においては、「この人は信頼できそうだ」「嘘偽りなく、正直な人だな」と感じてもらえることが、何よりも大切です。
    • 正直であること(でもポジティブに!): 経歴や趣味など、嘘や過度な脚色は絶対にNGです。ただし、伝え方は工夫しましょう。例えば、「人見知りです」と書く代わりに「慣れるまで少し時間がかかりますが、親しい人とは深く話すのが好きです」のように、事実は正直に伝えつつ、ポジティブな側面や補足を加えると良いでしょう。
    • 具体的に書くこと: 「旅行が好きです」だけでなく、「年に一度は、温泉でのんびりするのが楽しみです」のように、具体的なエピソードや情景が浮かぶように書くと、人柄が伝わりやすく、信頼感が増します。話のきっかけにもなりやすいですよね。
    • 結婚への真剣さを伝える: 「素敵な方と出会い、穏やかで温かい家庭を築きたいと思っています」のように、結婚に対する前向きで真剣な気持ちを、自分の言葉で表現しましょう。これが、結婚相談所を利用する大きなメリットでもあります。(参考:会員の真剣度)
  2. あなたならではの魅力 : 誠実さだけでは、「良い人そうだけど、特に惹かれない…」と思われてしまうかもしれません。あなただけの個性や、一緒にいると楽しそうだな、と感じさせる「魅力」を伝えることも重要です。
    • 「強み」や「好きなこと」を具体的に: 前の章で見つけた、あなたの「好きなところ」や「夢中になれること」を、具体的なエピソードを交えて書いてみましょう。「〇〇をしている時が一番楽しいです」「〇〇が得意で、よく友人に頼られます」のように。
    • 「見せる」表現を意識する: 「優しいです」と書くだけでなく、「困っている人がいると、つい声をかけてしまいます」のように、具体的な行動やエピソードを通じて、あなたの優しさが「見える」ように書いてみましょう。
    • 人柄や価値観をにじませる: どんな時に喜びを感じるか、どんなことを大切にしているか、将来どんな生活を送りたいか…あなたの内面が垣間見えるような記述は、相手の共感を呼び、興味を引きつけます。「一緒にいると、こんな良いことがありそう」と想像させるのです。
    • ポジティブな言葉を選ぶ: 全体的に、前向きで明るい言葉を選びましょう。読んだ人が、あなたと会うことに希望や楽しみを感じられるような文章を心がけます。
    • 会話の「フック」を作る: プロフィールの最後に、「〇〇がお好きな方、ぜひお話ししてみたいです」「おすすめの〇〇があれば教えてください」のように、相手がメッセージを送りやすいような、ちょっとした問いかけを入れておくのも効果的です。

「気づき」のヒント:魅力が伝わるプロフィールにするために

これらの要素を盛り込んだ、素敵なプロフィールを作成するためのヒントです。

  1. 「誰に」伝えたいかを意識する: あなたが理想とするパートナーは、どんな人でしょうか? その人に響くような言葉や内容は何かを意識して書いてみましょう。
  2. 箇条書きなども活用して読みやすく: 長文だけでなく、趣味や好きなことなどを箇条書きで分かりやすくまとめるのも良い方法です。
  3. 誤字脱字は必ずチェック!: せっかく良い内容でも、誤字脱字が多いと、それだけで「雑な人なのかな?」と思われてしまう可能性があります。声に出して読んでみるなどして、しっかりチェックしましょう。
  4. 客観的な意見をもらう: これが一番効果的かもしれません! 自分で書いた文章は、なかなか客観的に見られないものです。信頼できる友人や、そして私たちのような婚活のプロ(カウンセラー)に、ぜひ読んでもらい、フィードバックをもらいましょう。あなたの魅力がより伝わる表現や、改善点を的確にアドバイスしてくれます。(参考:サポートの重要性)

おわりに

プロフィール作成は、単なる自己紹介ではありません。それは、未来のパートナーへの「最初のラブレター」であり、あなたという素敵な存在を知ってもらうための「扉」を開ける作業です。

少し時間と手間はかかるかもしれませんが、ここでしっかり自分自身と向き合い、心を込めて言葉を紡ぐことが、必ず良い出会いに繋がっていきます。

完璧を目指さなくて大丈夫。 あなたの「誠実さ」と、あなただけの「魅力」が、素直な言葉で表現されていれば、きっとその輝きに気づいてくれる人が現れるはずです。

自信を持って、あなたらしいプロフィールを作成してくださいね。応援しています!